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えっ!なにこれ?いったいどこ? 成田空港!コロナ禍で見たこともない姿になっていた。

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今、目を閉じて、思い浮かんでくる空港って?

やっぱり、スーツケースにパスポート・・・

ひねくれ者の私は、何故かハワイのレイを思い浮かべたりして。あの首から下げるやつね(笑)。

レイと言えば更に思い浮かぶのが、昭和のアップダウンクイズ~!

レイを掛けてもらって、豪華目録入りのJALの鶴丸マーク入り四角い肩掛けバッグ!をもらう・・・って、分かる人いる?

そして、あの鶴のマーク入りバッグ、一体何に使うものだったのだろうか?って、今でも時々、不思議に思うのですよね。

あ~、ダメダメ!また昭和の話・・・。昭和話をすると、止まらなくなるので(笑)話を元に戻しますとですね、

空港って、みんながせわしなく行き交っていて、色々な国の言語が聞こえて。なんだかワクワクしているあなたがそこにいませんか?

そんな楽しいが一杯!の成田空港が、今どのようになっているのかレポートしてみたいと思います。これを別名、成田空港パトロールと呼びます・・・って大袈裟?

成田空港パトロール

コロナ禍にならなければ、旅行者の笑顔で一杯なハズの成田空港。

我々の世代、最初の海外旅行は成田空港からだったのではないでしょうか?

パスポートは持ったかな?チケットは大丈夫?当時は紙のチケットだったから、忘れたら大変!家を出る前に何度も確認をしてから出発した記憶、ありませんか?

京成上野からスカイライナーに乗って、約1時間ちょっと。

スカイライナーに乗っただけなのにテンションMAX!

↓ 私が初めて海外へ出掛ける時に利用した初代スカイライナーがこれ!(左上)

歴代スカイライナー歴代のスカイライナー
左上が最初の海外旅行時に乗車したスカイライナー♪

 

ワクワク!ドキドキ!

そんな言葉がぴったりの成田空港。

でもね、残念ながら今は水際対策中!外国からの入国者に対する入国制限が行われている事もあって、想像を超える惨事が広がっているのです。

行ってみれば鎖国です、鎖国!

そこには今まで目にしたことの無いような光景が広がっていて、あまりの衝撃で言葉になりません。

感じたことのないような違和感を全身で感じています。

午前中の早い時間ですが旅行客は殆ど見当たらず、警備員らしき人の姿がチラホラするだけで、空港職員の姿さえありません。

成田空港第2ターミナル出発ロビー成田空港第2旅客ターミナル 出発ロビー

この景色、決してドラマの撮影ってわけではないのですよ!

普段なら、午前中は中国便やアジア各国、それに加えてヨーロッパへの便がやたらと出発している時間帯で、出国審査には長蛇の列・・・なハズ。

乗り遅れるかも・・・と不安げな顔をしている旅客や、乗り遅れるじゃないかあああああ!と大声を出している気の短い旅客など様々。

あ~、そんなに怒らなくてもいいじゃないか。どうせ、航空会社の人が探しに来てくれるし・・・なんて、心の中で思ったこともありましたが、そんなざわめきさえもが何だかなつかしい。

空港に来るまでの京成線もガラガラ・・・。通勤に利用している私にとっては、本来なら余裕で座れる状況はとっても嬉しいことなのですが、このガラガラな様子は本当に異常です。

だって、1車両に2・3人しか乗っていない。2・3人ですよ!一応、まがりなりにも関東の私鉄なんですけど!

空港内のレストランも、ほとんどがシャッターを閉めているので、食事の選択肢もない状況。

でも、こういう時でも開いていてくれるマックには感謝。

一体、この先どうなっちゃうのだろうか?そんな恐怖が襲ってくる。今日この頃です。

現在運航中のフライト

 

成田空港第2ターミナル 誰もいない待合ロビー誰もいない出国審査場入り口前!

 

ナント!この日は午前中にたったの3便のみ。

日本航空(JL29便)香港行き

アメリカン航空(AA60便)ダラス・フォートワース行き(日本航空との共同運航便)

日本航空(JL723便)クアラルンプール行き(マレーシア航空、アメリカン航空、ハワイアン航空との共同運航便)

そして、午後にカタール航空のドーハ行き1便のみ。

なので、一日4便!たったの4便。一日に4便だけですよ!

SAKURA
SAKURA
なんだか、ただごとじゃないって感じだよね。とんでもない事態になっちゃったっていうか・・・

Hanako
Hanako
ほんとだね。でも、これって、いつまで続くのかな・・・。しばらくは、海外なんて行けないよね・・・。こんな事って初めてだよね
SAKURA
SAKURA
そうだよね。長いこと、ここで働いているけど、こんな空港って初めてだよ。あの3.11の時も、掲示板が真っ赤っかにはなったけど、それも一時的でここまでひどくなかった。衝撃すぎる光景で涙が出る・・・

まさに世界への扉は閉ざされてしまったかの如く・・・。です。

航空業界の現状

さて、そんなこんなで、こんな惨劇。一体、今、航空業界はどうなっているのでしょうか。

ご存知の通り、コロナ禍で、真っ先に飲食業、旅行・観光業、娯楽関連業種など、言ってみれば〝余暇“を楽しむ業界があおりを食らっている状況です。

しかも、政府の水際対策で、インバウンドのお客様は、ほぼゼロ。

一人しか乗っていない到着便もあった模様(チャーター便じゃないのに、あり得ない!)。

一言で〇〇業といっても、その裾野は広くて、例えば飲食業と一言で言っても、食材を供給する市場の方々から生産者の方々まで、その影響は広がっています。

航空業界はどうかというと、飛行機を飛ばすにあたって、皆さんはきっと、パイロットとか、CA、空港職員を思い浮かべるかと思いますが、当然、それだけではなくて、セキュリティーを担当する方、機内食の会社の方、空港内のお土産屋さんの方、機内清掃会社の方、給油の方、整備会社の方、近隣ホテルの方々、空港管理会社の方、それはそれは多岐に渡る業種の方が携わっており、やっぱり、そのすそ野は広く、大勢の人々の生活に大きな影響がでている状況です。

空港のお仕事イロイロ空港のお仕事イロイロ

左上:機内食搭載 右上:マーシャラー 

左下:航空管制  右下:ディスパッチャー(写真出典キャリタス進学HPより)

今回は中でも、大きな影響が出ていると思われるHandling会社についてお話をしたいと思います。

Handling会社の現状について

そもそも、Handling会社とは?

一言でいうと、航空会社の運航にかかわる業務を専門に請け負っている会社です。

外資系航空会社やLCCを担当していて、航空機が地上にいる間の業務全般を請け負っています。

例えば、旅客業務や整備業務、ランプ業務(これは主に貨物の積み下ろしや、航空機の誘導などを担当する業務)、Weight Balance(航空機の重量バランス計算)をしたり航路を確認したりする運航業務に至るまで様々です。

航空会社の職員と同じ制服を着用している場合もあるので、一見すると、どの人が航空会社の職員で、どの人がHandling会社の職員なのかが分かりません。

航空業界は、ある意味特殊で、お笑い芸人や俳優などを目指す若者に近いところがあって、ここで働きたい!ここで働くことが夢!と、その仕事自体に強い思いを持って希望する人が多いのです。そのいい例がCAですよね。

しかしながら、現在は航空会社自体の採用枠は少なく、夢を叶えられる若者はとっても少ないのが現状です。

特に、外資系航空会社(特にヨーロッパ系)は、職員を1・2名しか駐在させない会社が多く、その採用枠はゼロに近い状況となっています。

また、アジア系、米系であっても、自動チェックイン機や、自動荷物預かり機等の導入により、将来的にはHandling会社にお任せする動きになることは必至で、その採用枠もかなり厳しい状況と言えるでしょう。

ですので、航空業界で働くには、現時点で、日系航空会社、またはその子会社、若しくは、Handling会社へ入社するしか選択肢が無い状況となっているのが現状です。

なので、Handling会社には、空港で働ける喜びを持った優秀な職員が集まっている場合も多いです。

夢と希望を持って入社した若者たちを襲った悲劇

夢への第一歩を踏み出し、目をキラキラさせて入社した若者たちが、このコロナの影響で、突然の出向を命ぜられたのです。

当然、Handlinする飛行機がない以上、雇用を守るための策として必要ではあったのですが・・・。

出向先も、地方にある自動車会社の工場や、全く異業種の受付、通販会社の電話オペレーター等、業種も様々。

彼らの夢や希望はどこへいってしまうのだろう・・・と、丁度、同い年くらいの子供を持つ母親としては、強い衝撃を受けてしまいました。

出向なので、状況が戻れば、また空港へ戻ってくることができるそうですが、先の見えぬ中、彼らの気持ちを考えると、本当に胸が押しつぶされそうです。

一時帰休

航空業界の悲惨な状況は、既にお話をしましたので分かるかと思いますが、私ももれなく一時帰休を言い渡されました。

そして、この言葉、今回、初めて知ることとなったのです。知らないで済むのなら、知りたくはなかったのですが・・・。仕方がないですね。

一時帰休とは

一時帰休とは、企業が業績悪化などを理由に事業活動を縮小する際に、従業員を一時的に休業させることを意味します。労働基準法第26条の「使用者の責に帰すべき事由による休業」に該当するため、休業期間中は平均賃金の60%以上の休業手当を支払う必要があります。(【日本の人事部】より抜粋)

一時帰休 私の場合

何を隠そう、私も、4月から一時帰休中。

3月の半ばに、この話を人事部から、一時帰休の話を持ち掛けられたときは、さすがに背筋が凍る思いがしました。

何も起きなければ、4月からお給料が上がるかも~♪と、ルンルン気分(←あ~、また出ちゃった。昭和が)だったところで、ドッカーン!です。

今まで、色々な修羅場はくぐり抜けて来たつもりでいましたが、いや~!遂にこうなったか・・・。

フライトも減便となり、仕方が無いとは思うけれど、やっぱり現実となると凹む。

フライトが無いということは、仕事も無い訳で。つまり人も要らないという図式が出来上がり。

結果、月の半分がお休みとなり、お給料もその分、マイナスされるのです。でも、そのお休みしている分の60%が保証される(←これが一時帰休のメリット)。

それでも職があるだけ良かったと思うべき!!!

でも、高校生と大学生の子供を抱えた家庭での減給は痛いのは確か・・・とマイナスな所に目を向けてしまうけど、それでも、雇用を守ってくれた会社には感謝です。

こんな時こそ

大人も大変な事になっちゃったけど、子供たちも休校状態という衝撃的な事実。

密を避けるために自宅待機。

みんなでワイワイ!ストレス解消!なんてことも出来ないでしょ。

世間の流行に乗ってみて、Zoom飲み会なるものもやってみたけど、私は、もういいやって感じ(苦笑)

でも、こんな時だからこそ、せめて、何か楽しくなることでも考えよっかな~!とPositiveに。

だって、後ろ向きに考えても前へは進めないでしょ。

妄想旅行で、あのわくわくする旅気分を味わおう!

妄想旅行って、一体なんだ?って思われた方も多いとおもいますが(←多いに決まってる!)、バカにしないで是非!おすすめします。

自宅待機の暇つぶしには最高ですよ!

妄想旅行とは、読んで字のごとく。

次の旅行計画(←実際に行くかどうかは別として)を考えて思いを巡らせる。これだけ。

SAKURA
SAKURA
個人旅行好きの方

お気に入りの航空会社のサイトでフライトを調べる。この時、実際にスケジューリングをして料金まで調べてみる。

ホテル予約サイトでホテルを調べる。フライト同様、気に入ったホテルの料金までチェック。ホテルの立地や設備、アメニティーまで調べて記録しておくと、本当に行くぞ!となった時に、大きな参考となります。

旅のベースとなる旅費(AirとHotel)の目安が出たら、旅行会社のホームページで同様のプランがあるかどうかを調べて値段の比較をしてみる。

ここからは、Optionalで、グルメサイトで現地のレストランを調べる。

現地でやってみたいアクティビティーについて調べる。

これ、ぜ~んぶ、調べるだけ。調べるだけならタダだしね。(←タダってところが大事!)

でも、新しい発見があった時は、必ずメモをしておくこと。特に料金は変わってしまう場合があるけど、でも、大体の目安にはなるはず。そして、コロナが収束した暁に、さ~!行くぞ~!ってなった時に、使える情報が手元に残ります。

ワクワクするし、暇つぶしにもなるし。是非!おすすめです。

手配旅行好きの方は、各旅行代理店などのサイトでパッケージの予定表などを眺めているだけでも楽しいですよ!

では、みなさん。目を閉じて(←別に閉じなくてもいいけど)、自分の大好きな国を想像してみて。

はい!今、その空港に到着しました!って感じ。

私は、ハワイでのホテルやフライトを何となくイメージして、ホノルル空港到着後の自分を想像してみた!

ハワイの青い空・青い海(←なんだかありきたりな表現だな。語彙力足りない?)。ウクレレの音。ココナツオイルの匂い。開放的な空気感!思い出すだけで、楽しくなって来るんです

あ~!リゾッチャ!思い出したよ。

懐かしいな~なんて・・・(リゾッチャって・・・知ってる人、昭和?苦笑)

またまた、昔の産物を思い出してしまったわ・・・

Risocha
コロナが終息したら、つぎ!どこいく?関西3府県(大阪府・京都府・兵庫県)での緊急事態宣言が解除され、東京・神奈川・千葉・埼玉も間もなく解除へと向かいそうな勢いです。 ...

緊急事態宣言も間もなく全国で解除となりそうな雰囲気ですが、海外旅行へ行けるようになるには、もう少し時間が掛かるのではないでしょうか?

出向中の若者達よ!そして、大きな影響を受けている皆様!一日も早く、トンネルの向こうに希望の灯りが見えてくることを信じて!

そして、今は、辛いことも多いけれど、終収束へ向けて、世界中の人々が協力し合って、頑張らなくてはいけない時なのかな・・・。一日も早くみんながHappyな気持ちで旅行を楽しめる日が来ますように!

そして、何よりもまず、普通の生活を取り戻せますように!

ありふれた日常。普通の生活を!

今日の一期一会 Something Special

きっと、歴史の教科書にも載るようなこの惨事。そしてその歴史の中に自分がいる。

この時、この一瞬。二度と戻らないこの瞬間を、辛いからといって目を背けずに、しっかりと覚えていようと思うのです。

そして、この衝撃の成田空港の光景。

衝撃の光景を目の当たりにして、改めて思いました。

ここは笑顔あふれる場所じゃないといけないな!って。

あ~!今日から休暇だ!早く海に入りた~い。美味しいものを食べよ~!買い物もしたいし!と、これから始まる旅への期待感が最高潮に達する場所!

ワクワクしかない場所。

また、テンションMAXで出発できる日が来ることを願って止みません。