ぶらりとでかける「ひとり旅」
温泉でのんびりしたり、美味しいものをひたすら追い求めてみたり。
きままを愛する大人だけの特権なのかもしれません。
とは言うものの、よく考えたらひとり旅は初めて!
ひとり旅は行ってみたいけど、二の足を踏んでしまって・・・なんて、思ったりしていませんか?
でも、大丈夫。
この記事では、50代ならではの不安とその対策、おすすめの旅のスタイルを例を挙げてお伝えしています。
とにかく、ひとり旅には興味があるわ!というあなた。是非、最後までお付き合い下さい。きっと、自分のペースで、その一歩を踏みだすことが出来るようになりますよ。
一緒に、ひとり旅の世界を楽しんでみませんか?
「えいっ!」と最初の一歩を踏み出せば、心解き放たれる「ひとり旅」の素晴らしい世界が待っていますよ。
50代こそ、ひとり旅に挑戦したほうがいい3つの理由
ひとり旅は、基本的にいつでも始めらます。それこそ、60になっても70にになっても、気持ちプラス、体力さえあればね。
でもね、あれこれ考えている間にも、時間はどんどん流れて行ってしまいます。
今までも考えていたけど、結局、何もできなかった・・・なんてことありませんでしたか?
これまではまだ若く、その先のチャンスは幾度となくやってきたかもしれませんが、50代となった今、ここで逃したら、そのチャンスはもう限りなくゼロに近いかもしれません。
だから、本当にひとり旅に興味があるのなら、あれこれ考えず、是非!50代のうちに挑戦して欲しいと思うのです。
その理由は3つ!
- 50代は人生の転換期。ストレス発散には「旅」が効く。
- 心と体のバランスが崩れ始めるのも50代。初めての事に挑戦するなら、今がラストチャンスかも。
- そして、いつかはみんな「おひとり様」。おひとり様に慣れておこう!
それではひとつずつみて行きましょう。
50代は人生の転換期。ストレス発散には旅が効く
あまり意識していないと思うけど、女性の50代って、実は人生の転換期なんですよね。
しかも、案外、大きな転換期!
例えば
更年期で少しずつ体調に変化が
子供の巣立ちで心に空洞が
親の介護で心も体も疲弊
自分のキャリアのピークと、そろそろ定年後を考える時期
夫の定年や出向などによる生活のリズムの変化
家族の形の変化
などなど・・・
どうですか?「あっ!私もそうだ!」というものがありましたか?
50代、常識を身につけた大人だからこそ、人に迷惑を掛けたくないという思いも強く、自分一人で抱え込んだり、我慢して自分の心に蓋をしてしまいがちです。
でも、それじゃ、ストレスばかりが蓄積されて、自分自身がどんどんマイナス方向に行ってしまいますよ。
だからこそ、一人になる時間はとっても大切で、同時に、今いる場所から離れてみることも、気分転換にはとっても大切なのです。
環境を変えることは、負の連鎖反応をたち切ることに大きな役割を果たすのです。
とにかく、自由な時間に身を任せて、気ままに旅に出てみる。
遠くじゃなくても全然OK!
1泊でいい。なんなら、日帰りでもOK!
とにかく一人自由に出掛けてみるだけで、笑顔になれたり、人に優しくなれたりするものですよ。
転換期を迎える50代だからこそ、ひとり旅に出て、自分の心の声をじっくりと聞く事が大切なのです。
心と体のバランスが崩れ始めるのも50代。初めての事に挑戦するなら、今がラストチャンスかも
50代はまだまだ若く、体力もある人も多いですよね。
特に大きな病気などをしていなければ、自分はまだまだいける!って思ってしまいがちですよね。
でも、若いころと比べるとどうでしょうか?
あれもやってみたい!これもやってみたい!って思っても、だんだん面倒臭くなって、「ま、いいか~」ってこと多くありませんか?
ちょっとしたことで、「あ~、疲れた!」が多くなった気がしませんか?
これって、残念ながら、心と体のバランスが崩れてきているってことなんですよね。
つまり、50代が心と体のバランスが保たれている限界地点ともいえるのです。
だからこそ、挑戦したいという気持ちと、それを実践する体力が未だ残っている今こそが、一歩を踏み出すラストチャンスとも言えるのです。
勿論、個人差があるので、一概には言えません。でも、もしも、今、何かやり残したこと、挑戦したかったけど出来なかったことがあるなら、ひとり旅に限らず、是非!挑戦してみてはいかがでしょうか?
やらなくて後悔するより、
えいっ!と、やってみたら、やっぱり楽しかった!そんな人生の方が楽しいですよ。
そして、いつかみんな「おひとり様」一人に慣れておこう!
厚生労働省の発表によると、2019年時点においては、女性の平均寿命が87.45歳。男性は81.41歳。
ということは、単純に考えても、80歳を超えると女性が「おひとり様」になる確率が高いということになりますよね。
ま、これはあくまでも確率の話ですから、当然、絶対ではありません。
でも、人は誰もが最終的に「おひとり様」になるものです。だからこそ、家族とも友達とも適度な距離を保ちながら、お互いに自立して行くことが大切なんじゃないかと思うのです。
自立していれば、70・80、果ては90になってもきっと人生楽しく暮らせるんじゃないかな?
連れ合いがいないと、どこへも行けない、何もできない・・・なんてつまらないじゃないですか。
ひとり旅のメリットはただ一つ
もしも、お友達にひとり旅好きの方がいたら、聞いてみてください。
恐らく、ほぼ100%の確率で、「自由」と答えるんじゃないかな。
例えば、こんな経験はありませんか?
- 〇〇旅行に同僚をさそってみた。でも、日程が合わず、結局自分が合わせた。
- 夫と旅行に行った。本当は温泉旅館で上げ膳据え膳。のんびりしたかったけど、夫の観光地巡りにつきあわされて、結局、疲れて帰って来た。
- 〇〇温泉へママ友と旅行へ行った。ママ友はカラスの行水(笑)ですぐにのぼせてしまうタイプだった。私は、もっとゆっくりお風呂に入っていたかったけど、彼女に合わせて一緒にお風呂を出た。
どうでしょう。何となくストレスが溜まってしまいそうですよね。
楽しいはずの旅に出て、疲れたり、ストレスを溜めてしまっては、逆に、家でゴロゴロしていた方が、お金も使わないくてよかったわ・・・なんてことになってしまいませんか?
でも、ひとり旅だったらどうでしょうか?
行先を決めるのも、日程を決めるのも、現地で何をするかを決めるのも。全部自分次第。自由気ままに、決めていいのです。もう圧倒的自由がそこにありますよね。ワクワクするような自由がそこにあるのです!
大丈夫!ここで、こっそり、秘訣を教えてあげる!
初めての50代ひとり旅。プチ不安はこう解決!
夫と車で出掛けることが多いので、公共交通機関が不安です。
確かに車移動が多い方は、公共交通機関を利用しての遠出には不安を感じますよね。
でも、次のポイントに注意をすれば大丈夫ですよ。
慣れるまでは、目的地までの乗り継ぎがない行程で行ける場所を探しましょう。
可能であれば、目的地の最寄り駅から歩けるか、駅までの送迎がある宿泊施設を選びましょう。
事前に自宅から目的地の最寄り駅までのルートを確認して、電車やバスの時間を調べておきましょう。この下調べが大切です。
スケジュールには必ず余裕を持たせましょう。公共の交通機関は「遅れる」を前提として考えておくと安心です。そして、特に地方の場合は運航本数が1時間に1本だったりしますので、乗り継ぎがある場合は、必ず充分な乗り継ぎ時間を確保しましょう。
何となく家族に悪い気がして・・・
ん!これ、とっても良くわかります。
自分だけが贅沢しているみたいで・・・と罪悪感を感じてしまう事ってありますよね。
いつも、家族の世話を焼いてばかりの女性は、特に、そう思うだろうな・・・。
でもね、罪悪感を感じても、楽しんじゃっていいのです。
だって、我慢ばかりしていると、いつか「私ばかりが損してる」とか「私ばかりが大変」といったように「自分ばかり!」という思いが強くなってきますよね。だから、罪悪感を感じるくらいの方が、逆に、相手に優しくできたりするものなのです。
そして、家族だって、「自分ばかり!」とイライラして怒りをぶつけられるより、楽しんくれて、優しく接してくれた方がいいに決まっていますよね。
実は、Win-Winの関係なんです。
そして、提案ですが、近場旅はどうでしょうか?
電車で1時間程度のところにあるホテルや温泉などへ1泊するだけでも、旅気分は充分に味わえますし、リフレッシュできます。
ホテルや温泉旅館という異空間に身をおくだけで、解き放たれた自由を感じることができますよ。
私、実は、コロナが少し下火になった頃、自宅から電車で30分くらいのところにあるホテルに1泊旅行に出かけてみたのです。
その時、初めて気付いたんです。
旅は、別に遠くへ行く必要もないし、観光地である必要もないってこと。
ホテルという異空間に身を置くだけで、立派な旅でした。それも自由な旅。
コロナ禍の為、レストランはTake Outのみの営業でしたが、それがまた目から鱗。
好きなものをTake Outして、近くのコンビニでビール買って、部屋食。
何も、レストランで食べなくてもいいんです。
たったこれだけのことで、1日が24時間じゃ足りないくらい充実感満載で、大満足の旅でした。
だから、これ、絶対おすすめです。近場だからといって、甘く見てはいけませんよ。
何だか高くつきそう・・・
これは、旅館泊の場合は致し方ないですね・・・。
なので、最初は、シングル料金の設定があるビジネスホテルステイから始めてみるのが良いかもしれませんね。
交通費はもともと一人設定ですから、ひとり旅だからと言って高額になる事はありません。
そして、シーズンや予約時期によっては、割引もありますので、交通費で大きく節約することが可能です。
私は割引切符+温泉旅館という組み合わせで、割高となった旅館代の節約をしています。
JRや各航空会社のホームページから割引切符の予約が出来ますので、旅に慣れてきたら是非活用してみてください。
私の一番のおすすめは、JR東日本の「おとなの休日倶楽部パス」です!これ、本当にいいですよ。
女性がひとりで泊まる宿はどんなところがいいのかしら?
基本的に国内旅行なら、それほど神経質になる必要はありません。
最近はビジネスホテルのサービスも充実していて、朝食に力をいれていたり、大浴場やサウナが充実していたり、自分の旅の目的や予算に合わせて選べるので、逆に選ぶ楽しみがありますね。
温泉旅館を選ぶ時は、客室数の少ない旅館を選ぶのがポイントです。なにより静かさや、プライベートが確保される点が、ひとり旅初心者にとっては、大きなメリットです。
部屋食の選択肢があれば、尚更安心ですね。事前に確認するとよいでしょう。
人の目が気になってしまって、ひとり食事が不安です。
初めてのひとり旅だと、一番気がかりとなる事かも知れませんね。
でも、何度か体験して分かったことは、人は誰も、こんなオバサンの事なんか気にしていなくて(←当たり前やろ。といわれそうですが・・・笑)自分が堂々としていれば、案外、大丈夫なものです。
そこは、20代の頃と違うもので、50代ともなると、肝が据わるものです・・・(苦笑)
最近は、ひとり旅人口が増えてきているせいか、何も言わずとも、宿側が配慮して下さっていることも多いですよ。
実際、蔦温泉旅館では、つい立てのある窓際の席を一人用として準備していて下さいました。
ただ、やっぱり、何もないと手持無沙汰になって困るので、本や雑誌、携帯電話などを持参して、目を通しながら食事をするのもおすすめです。
でも、やっぱり、どうしても不安。と言う方へ
ビジネスホテルや素泊まり可能な旅館の場合
街を散策した途中で見つけたお店などで、Take outをして好きなお酒と一緒に、ゆっくりお部屋で頂く。これ、おすすめです
食事付旅館の場合
- 部屋食又は個室の旅館を選ぶか、希望してみる。
- 混雑する時間をさけて食事処へ
- 予め宿へ希望を伝えておき、なるべく窓際の端など、自分が居心地が良いと思われる場所を伝えておく。(最近は、ひとり旅の女性も増えて来たせいか、何も言わなくても、旅館の方が配慮して下さっている事が多いです。でも、心配な場合は、予め伝えておくと安心ですね)
ひとりだと荷物の管理がたいへんそう・・・
ちょっとトイレに行くときなどに、「荷物みててね」とお願いできないひとり旅。ちょっぴり心配ですよね。
そして、何よりも、公共交通機関を使って、一人で持ち運びをするのは、50代の身には、意外とこたえるものです。
そこで、大事なポイントは次の3点です
- 荷物をコンパクトにしておくことは鉄則。
- 小さいキャリーバッグにまとめてしまう事。間違えても、全重量が腕に掛かってしまうボストンバッグなどは避けること。
- あらかじめホテルに郵送しておく。(この場合は受取日を指定し、事前にホテルへ連絡することを忘れずに) 帰りも負担であれば、ホテルのフロント、又は近くのコンビニで自宅へ郵送。
50代ならでは?夫の嫌味
夫の嫌味ですよね!
もしかしたら、悪気はないかも知れないのに、こっちとしてはチクッと刺さるみたいな・・・。
これって、ご主人も一緒に行きたいってことなのかな・・・。きっと。というか、一緒に行って「当たり前」と思っているのかも知れませんね。「当たり前」じゃないと思うのですがね(怒)
いがいと、男性の方が群れを作るんですよね。そして、一人が苦手だったり。
私の夫も同じなので、よ~く分かります。
でも、一生、ひとり旅しかしない!という訳ではないのですから、別の機会にご夫婦で出掛けたらよいのです。
50代は、たまには夫婦別々の時間を過ごすことで、それぞれが独立した一個人に戻って行くライフステージに入っているのですから、一人で何かをする事に慣れていかなくてはなりません。
先にも触れましたが、みんな、いつかはおひとり様なのです。
たまたま、女性の方がその確率が多いというだけで、男性も同様におひとり様になる可能性は同じようにあるのです。
いい加減、ひとり時間に慣れてもらいましょ!
初めてのひとり旅!おすすめの旅行方法4選
ん!何だか、最初の一歩が踏み出せそうな気がして来たぞ!そんな方へ、おすすめの旅行方法があります。
- 近場で一人泊
- 現地ホテルに集合パターン
- 1・2日早く出発。あとから合流パターン
- 可能な限りずらし旅
上から下へ向かう追う毎に、難易度が上がります。
何事も、Small Stepが大事。自分がこれなら大丈夫!と思える方法を選んで楽しんでみてください。
では、一体、どんな旅なのか、ひとつずつ説明していきますね。
近場で一人泊!
旅は何も遠くまで行かなくても旅は旅。近場でも、ホテルや旅館に身を置くだけでワクワク・ドキドキするものです。自宅から歩いて行ける場所でもいいので、試してみてください。
土地勘があるということは、大きな安心感につながります。
「できるかな~」というお試し感覚で。
現地ホテルに集合パターン
現地のホテルに夕食前に集合し、夕食は一緒に頂き、部屋は別というパターン。
一人で出掛けることは平気だけど、どうしても、食事が・・・と言う方におすすめです。
ひとり旅が初めて!というお友達がいたら、是非、試してみて下さい。
1・2日早く出発。あとから合流パターン
どうしても完全に予定を合わせられない場合、自分が先に出発し一人泊で、後から友達が合流するパターンです。1日前なのか2日前に出発するのかは、あなた次第ですが、友達が合流するまでの間は、お一人様になるので、難易度は高いでしょう。
可能な限りずらし旅
これは完全なひとり旅です。ただ、より充実した旅にするには、時期を選ぶことが大事です。
ゴールデンウイークやお盆休み、年末年始など国民の大移動的な時期を外した旅は鉄則です。
グループ旅行者が多い時は、特に、ビギナーさんにとっては孤独感を強めてしまったりしますので、おすすめしません。
加えて、料金も高いし、大混雑で時間も無駄にしてしまいます。年齢的に混雑は疲れを倍増させてしまいますので、全然いいことナシ・・・です。
混雑期は、自宅でのんびり、次の旅の計画をたてるのがベストでしょう。
ずらし旅で、是非、ひとり旅の醍醐味を味わってみて下さいね。
先ずはどこかに行ってみよう!
案ずるより産むがやすし!
先ずは、最初の一歩を踏み出してみましょう。
無理に「ひとり旅」とは申しませんが、少しでも挑戦してみようかな~!と思ったら、是非!自分のできる範囲で、自分の好きな場所へ出掛けてみて下さい。
あなただけの地図。誰に遠慮することなく、思いのまま自由に描いてくださいね。
きっと、笑顔になれるはず。