Covid19 コロナ

第4回 緊急事態宣言発令!そしてマンボウ。その違いとおさらい。

マンボウ
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第3回のおさらい。緊急事態宣言とマンボウについて

マンボウ(まん防 以下マンボウと表示します)登場で、ますます複雑化したコロナ対策。地域毎に対策が違ってしまい、ちょっと、わたくし、全くついていけない状態に・・・。

ま、普段は出掛けないから自分の住んでいる地域のルールで生活していればよいのですが、たま~に、市をまたいで出掛けたときなど、帰りに1杯!と思ったら、お酒のサービスはしておらず、美味しいお酒を1杯いただきたくて、このお店にしたのにな~。飲めないなら、別のお店にしておけばよかった・・・という残念な結果に。

そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか?

これまで、何となく、❝あ、今はマンボウなんだ~❞的に、あまり深く考えてこなかった私。でも、緊急事態宣言も明けた事もあるし、落ち着いてこのマンボウ!の正体、今更ながら探ってみたいと思います。

このマンボウ。一言でもうしますと、特定の地域、つまり、ピンポイントで感染を押さえる為に発令される。これがマンボウなのです。

あ、そんなこと、既に知ってるわい!という方。ご辛抱を。

きっと、私のように、のほほんオバサン!少なからずいらっしゃる?と思うので、分かり易くまとめてみました。

緊急事態宣言 まん延防止等重点措置
休業命令や要請
時短営業の命令や要請
発令系統 政府→都道府県 政府→都道府県→対象地域
対象地域 都道府県全域 感染拡大の大きい地域をピンポイントで(対象地域は都道府県知事が決める)

 

そして、そして!知ってましたか?

このマンボウ。この言葉、大阪から全国区となったのですわ。(←なんで突然関西弁?)

勿論、「まん延防止等重点措置」という正式名称は、その前、ずーっと前からあったのですが、私、一市民は知りませんでした(←あれ?まさか、知らなかったのって私だけじゃないですよね・・・え~!!!!!)

で、2021年3月31日、大阪の吉村知事が、大阪府内において、新型コロナウイルスの感染が再拡大していることで、国に対して、緊急事態宣言がだされていなくても、集中的な対策を可能にする、まん延防止等重点措置の適用を全国で最初に国に要請をしたのです。

ここから、このまん延防止等重点措置、ま、確かに、ニュースで読み上げるには確かに長いですよね。それをマスコミが略してマンボウと報道したことから、この言葉が全国区のワードとなった!というStoryなのです。

なので、敢えて言うなら、吉村知事が生みの親ってことですかね。「生み」じゃないよね・・・だって、元々あった言葉だし。なら、インフルエンサー?(←すこし、ナウくなった)

しかも、このマンボウ!全国区のワードになったというのに、まさかの、クレームも。ま、全国区のワードになったからこそ。とも言えるけど。

そのクレーム。一体どんなクレームかと申しますと、マンボウでなじみの深い宮城県気仙沼市が、報道各社に向け、【まん延防止等重点措置】を【まん防】と略すことに慎重になって欲しい!と注文をしてきたんですわ。(←なんで、いちいち関西弁?)

えっ!マンボウ、可愛いからいいじゃない。悪いイメージなんてないよ~!

と思っていたのですが、それは能天気すぎ・・・。当事者はマンボウ(魚)からコロナを想像されては困るとの思いだったみたいです。

 

マンボウも入り混じって複雑に絡み合った第4回緊急事態宣言の中身

2021年7月8日

遂に4回目となる緊急事態宣言とマンボウが発令

緊急事態宣言 マンボウ
期間 7月12日~8月22日 7月12日~8月22日
対象地域 東京・沖縄 埼玉・千葉・神奈川・大阪

 

この期間に起きた印象的な出来事

東京2020 東京・埼玉・神奈川・千葉の全会場で無観客開催を決定

西村経済再生大臣の金融機関に働きかけ発言

酒の販売業者に対して、酒類の提供停止に応じない飲食店との取り引きを行わないよう要請

“宣言”後 最初の週末 7月17日の東京の人出 3回目より2桁の増加

▼渋谷スクランブル交差点付近が日中は32%、夜間は40%、
▼東京駅付近で日中は23%、夜間は15%といずれも2桁の増加
▼大阪・梅田駅付近は日中は140%、2.4倍に、夜間は173%、およそ2.7倍と、いずれも大幅に増加                    NHKニュースより

東京2020 東京で感染急拡大に歯止めかからない状況で7月23日に開幕

 

2021年7月30日

緊急事態宣言・マンボウの対象地域が拡大

緊急事態宣言延長 ~8月31日 東京・沖縄
緊急事態宣言追加 8月2日~31日 埼玉・千葉・神奈川・大阪(マンボウからの変更)
マンボウ追加   8月2日~31日 北海道・石川・京都・兵庫・福岡

以上、対象地域 緊急事態宣言6都府県、マンボウ4道府県

東京都では、1日に、日曜日としては初めて3000人を超えるなど、新たな感染者は全国で4日続けて1万人を超えました。

【この期間に起きた印象的な出来事】

重症患者やリスク高い人以外 自宅療養基本に体制整備と首相。

医療崩壊を防ぐ為との名目で、中等症を発症して酸素吸入が必要な患者を自宅療養にするとの案を菅内閣が提案したのです。

えっ?何?何?何?なんなの???と耳を疑いました。

ちょっと待った~!(←ねるとん紅クジラ団・・・って知ってるあなたは昭和人)

コロナの中等症は症状が悪化する可能性が高く、そんな中、自宅待機にさせられ生きられたはずの人が亡くなってしまうという事態が発生しかねない訳で。

自分の家族に起きたら!と考えると、いい加減にして~♪(←これに反応した方は立派な昭和人。明菜ちゃん☆)

 

2021年8月5日

2日に追加発表があったばかりなのに・・・また追加ですか・・・

マンボウ追加 8月8日~8月31日 福島・茨城・栃木・群馬・静岡・愛知・滋賀・熊本

 

 


2021年
8月17日

緊急事態宣言とマンボウの対象地域拡大と期限延長を決定

緊急事態宣言追加 8月20日~9月12日 茨城・栃木・群馬・静岡・京都・兵庫・福岡
緊急事態宣言延長 ~9月12日 東京・沖縄・埼玉・千葉・神奈川・大阪
マンボウ追加 8月20日~9月12日 宮城・山梨・富山・岐阜・三重・岡山・広島・  香川・愛媛・鹿児島
マンボウ延長 ~9月12日 北海道・福島・石川・愛知・滋賀・熊本

 

【この時期の出来事】

東京都 新型コロナ患者用「酸素ステーション」240床余り整備へ

デルタ株の猛威により、当然、医療体制のひっ迫が毎日のように報じられている中、東京都が発表した「酸素ステーション」の整備は、さすが!というニュースでした。

未だ240床程度との事ではありますが、搬送中に受け入れが見つからない患者さんにとっては大変重要な施設になると思います。

自宅療養中の妊婦 受け入れ先見つからず早産で新生児死亡

いたたまれないニュースです。既に撤回はされていますが、政府の中等症は自宅待機という考えも、今回の妊婦に優先順位がつけられなかったという事実も、どうして?という思いでなりません。

このニュースを伝える際に、フジテレビの榎並アナウンサーが号泣しながら伝えていたというのも、大きく報道されましたね。

モデルナのワクチン 一部に異物混入 約160万回分使用見合わせ

 

2021年8月25日

緊急事態宣言追加 8月27日~9月12日 北海道・宮城・岐阜・愛知・三重・滋賀・岡山・広島
マンボウ追加 8月27日~9月12日 高知・佐賀・長崎・宮崎
SAKURA
SAKURA
ムムム?と、いうことは・・・今は、一体、どの県がどうなってる???もう、ホント、付いていっていないわ~。

 

2021年9月9日

緊急事態宣言延長 ~9月30日 東京・沖縄・埼玉・千葉・神奈川・大阪・茨城・栃木

群馬・静岡・京都・兵庫・福岡・北海道・岐阜・愛知

滋賀・三重・広島

宣言からマンボウへ移行

9月13日~9月日

岡山・宮城
マンボウ延長 ~9月30日 福島・石川・香川・熊本・宮崎・鹿児島

 

【この時期の出来事】

愛知 常滑 野外音楽フェス「NAMIMONOGATARI2021」で“密” “酒提供” 批判相次ぐ

以上、対象地域 緊急事態宣言19都道府県、マンボウ8県

そして!遂に、9月30日に全てが解除となりました。

緊急事態宣言やマンボウが、どの地域にも出ていない状態は4月4日以来、およそ半年ぶり!

東京では、7月8日の発令から約2か月半ぶり、沖縄では5月21日の発令から約4か月ぶり!

 

そして現在(2021年11月28日)

 

各地でGo To Eatが再開されました。

Go To Travelも模索しながら、年明けから再開の模様です。

飲食の制限も解除され、夜の街が賑やかになるかと思いきや、一気に活気を帯びるという状況には至っていません。

やはり、皆が気を付けながら、様子を見ながらという感じでしょうか。

日本は、感染対策に気を付けながら徐々に経済を回す方向にきていますが、海外では逆に、感染が再拡大しており、ドイツでは1日辺りの感染者数が、過去最多の4万人にも達しています。

そして、追い打ちをかけるように、今度は、南アフリカで新たな変異株がみつかり、26日にWHOはこれを、『オミクロン株』として、『懸念される変異株』として位置づけました。

現時点ではオミクロン株について、多くの事は分かっていませんが、デルタ株よりも感染力が強い可能性が指摘されています。

なんだか、まだまだ、コロナとの闘いは終わりそうにありませんね。

ただ、オミクロン株が出現しても、私達にできる感染対策に変わりはありません。

手洗いや密を避ける、勿論、マスクの着用など、これまでやって来た基本的な対策は引き続き行っていかなくてはなりませんね。

どうか、2022年はコロナの脅威が少しでも収まってくれることを願って止みません。